ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2004年8月30日

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CB90JX エンジン点火

エンジンがかかるまで エンジンがかかるまで、結構大変だった。かからない原因がうまくつかめなかった。 まず、昨日充電したバッテリーを搭載した。ここで、キックしてエンジンを掛けるが 掛からない。プラグの火花のチェックをしたら、火花が飛んでいない。IGコイルと コンデンサをテスタでチェック。右側の劣化したゴムの帽子を被っているのが コンデンサ(だと思う)。
IGコイルとコンデンサ
問題ないので、アースの部分をしっかり電流が流れるように取り付け。キック。 駄目。次は、コンデンサの先に繋がっていたポイント。中を開けて動作の確認。
ポイント
ギャップの調整をしようとしたら、1時のところにあるネジが外れない。元々、 頭がなめた跡があって余計に回しにくい。3時と9時のところにあるネジを外して この円盤ごと取り、ネジの裏と表から潤滑剤を流し込む。
ポイント進角位置
外した円盤を装着して。1時のところにある位置合わせを確認して組み付けた。 数分後、このネジを回したら、なんとか回った。ネジを緩めて、11時のところにある 調整用の部分にマイナスネジを突っ込んで、ギャップの調整。
やっぱり、おかしい気がする。どうやっても、いつもは閉じた状態で、点火のときに 開く、という調整ができない。私が調べた限りでは、ポイントは通常閉まった状態に あり、点火のときに開く、だったのだけど、このポイントは全く逆。これは、 こういうもんだ、ということで気にしないことにする。
ポイントの調整をしても、火花が飛ばない。最後の手段と、バッテリーの充電器を もってきて、 6V バッテリー充電のレンジに合わせ、バイクに接続してみる。 キックして、プラグに火が飛ぶか確かめてみた。飛ばない。バッテリーを見ると、 電圧 2V 、電流 4A になっている。ん?と思って、車体のチェック。ヘッドライトの スイッチが ON になっていたので、 OFF にしてみる。電流はストンと落ちて、 電圧が 6V に戻った。再びキックしてみる。おぉ、プラグから火花が飛ぶように なった。原因の1つはヘッドライトのスイッチにあったようである。
原因がわかったところで、プラグを装着して再びキックしてみる。駄目、エンジンが かからない。次なる原因はキャブかなと思って、キャブの分解を始める。一通り キャブクリーナを吹き付けて、組み上げる。ガソリンを入れると…、だだ漏れてきた。 オーバーフローしているようである。もう一度分解、掃除。組み付け方が問題だった ようである。
キャブレタ
充電器をつないで、再びキック、キック、キック。キャブレタのスローと アイドリング調整、チョークなど、いじりながらキック。おぉ、エンジンが かかりそう。アイドリングを少し上げて、アクセルを煽りながらキックしてみた。 エンジンかかりました。
エンジン
ぞうきんは+端子がショートしないようにぶら下げている。

エンジンの状態 エンジンがかかったあと、しばらく黒い煙が出てきたが、3分程するとおさまって きた。高回転でまわすと、カムの音とカムチェーンの音がする。これは、調整を しなければならない。
しばらくして、エンジンオイルの量を確かめたら、少ないようなので、継ぎ足しを した。エンジンをかけた状態でオイルキャップを開けると、クランクケースが かなり圧力がかかっていることがわかった。最初は、排気が混じっているのかな、 と思ったぐらい。
しばらくアイドリングをして、充電器を外して、バッテリーだけで動作させてみた。 すぐにエンジンが止まってしまう。どうやら、問題の根本はバッテリーにあった ようである。中の希硫酸を新しくしたので、大丈夫だろうと信じていたのが いけなかったようだ。バッテリーを調達しなければ。

後ブレーキ周り このバイクを動かすためには、いくつかの問題がある。一番酷いのは、後ブレーキの 組み付け。ブレーキペダルを踏むと、ブレーキランプのバネはエンジンに当たるし、 ブレーキペダルはセンタースタンドの金具に当たる。
ブレーキランプのバネは、ブレーキペダルのバネの中を通らなければいけないはずが バネそのものに掛かっている。酷い組み付け。
ブレーキランプバネ
センタースタンドの金具との干渉は、原因不明、組み付けの問題だとは思うけど。
センタースタンドとの干渉
明日は、この辺をやろうかな。そうすると、後ブレーキを外すことになってしまう だろうけど。

ホイール ホイール、かなり錆びがきている。どうやら過去にホイールを銀色のスプレーで 上塗りしたようで、スポークの部分はその塗装の下から錆びてきていて、かなり さらついた感じになっている。
ホイール
リムの部分の塗装は、キャブクリーナを吹き付けて剥がした。塗装の下はかなり 錆びていたけど、見た目はだいぶ良くなった。

現在の車体の状態 現在の車体の状態。前タイヤはパンクしている様子。後ろタイヤは空気を入れて しばらくたっても、減っていないようなので大丈夫そう。
車体斜め前から
他に大きな欠品はないが、まだまだやることはいっぱいある。
車体横から

by Tatsuyoshi
since 2004