C92 セルモーター交換
セルモーターの状態
セルモーターが動かない。せっかくの C92 なのでセルモーターが動かないのは
少し寂しい。そこで、2号機のセルモーターを移植することにした。
2号機セルモーター取り外し
2号機には、レッグシールドがついているので、まずはこれから取り外すことに。
このレッグシールド、古いせいかかなりプラスチックが割れやすくなっている。
セルモーターの右側のカバーを外す。外さなくても取れるのだが、状態を見たかった
ので外してみた。
セルモーターにはチェーンが掛かっていて、左のエンジンカバーを開けないと
外すことができない。しかし、このエンジンカバーは+ネジで留まっていて、
ちょっと力加減を間違えると、なめることが多い。結局2つネジをなめてしまって
ドリルのお世話になった。写真右下にドリルの刃が見える。
取り外したセルモーター、さっそく6Vを流してみたら、勢い良くショートした。
どうやら、このセルモーターも駄目なようである。
3号機セルモーター取り外し
仕方がないので、3号機のセルモーターを取り外すことにした。3号機は2号機
よりもかなり状態が悪い。
で、結局このモーターも回らなかった。2号機とは違って、ショートはしなかった
けど。
セルモーター分解
このセルモーター、車体から取り外すのがえらい大変なのだけど、そのかわり
車体から取り外さなくても、ブラシの部分を交換できるようになっている。
多分、ブラシの辺りが駄目になっていると思われるので、今度じっくりと分解して
見てみることにする。
スタータースイッチ
セルモーターが動かない原因、スイッチにあるのかと少々疑って、分解をして
みた。分解してびっくり。線が1本、アースに落ちるだけのスイッチ。これじゃ、
セルは回らないぞ、と思ったのだけど、良く考えたらリレーが入っているのだと
気が付いた。汚れているけど、スイッチ部分は問題がなさそうである。
それにしても、セルモーターが3台とも駄目とは…。
セルモーターの製造元
3号機のセルモーターは日立製であった。
2号機のセルモーターはデンソー製であった。
今ついているのは、どこ製だかは不明なのだが、この他に国際電気製というのが
あるらしい。今選ぶとすると、日立製なのだが、40年も前の話になると、どこの
製品が良いのかはわからない。
クラッチワイヤーの取り回し
3号機はクラッチワイヤーの取り回しが違っているようで、スプロケット側に
ワイヤーが入っている。
ワイヤーの長さも変わってくるので、部品を探すときには気をつけた方が良い
ようである。しかし、どっちが新しいのかとか、良くわからない。
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