ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2010年12月25日

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TF125 を引き取る

事前に
10月某日、私の TF125 を積んだコンテナが山下埠頭に入ったと連絡があった。 コンテナでの荷物なので、本牧埠頭に着くものだと思い込んでいて面食らった 感じ。とりあえず港から家までの輸送手段を考えないといけない。考えられる 方法は3つ。 1 なんとか家にあるサンバーに積んで運ぶ 2 トラックを借りて運ぶ 3 港で組み立てて、乗って帰る 1はサイズ的に微妙な感じだし、屋根があるためフォークリフトでの積み込みが できないのが厳しい気がする。3もガソリンを持っていかないといけないし、 梱包してあるフレームの処分が港でできなかった場合は、困ったことになる。 色々可能性を考えて2を選択したのだが、どんなトラックを借りるか、という 問題もあった。簡単に積み込めるものではないので、ユニックが付いたものに するか、パワーゲートが付いたものにするか、何も付いていないものでなんとか するか。近所の建機レンタル屋で値段を聞いたりしたが、結局安さに釣られて 何も付いていないトラックにしてしまった。100kgちょっとぐらいの重さだったら、 なんとか抱っこして持ち上げられるんじゃないか、と思って。トヨタレンタカーで 予約して、12時間6300円。 当日朝、トヨタレンタカーに借りに行くと、タウンエースが待っていた。トラック なので加速なんかは遅いと思っていたが、そんなことはなく快適に走れた。セミ キャブオーバーなので足元がちょっと窮屈な感じがするぐらい。山下埠頭に。

横浜港へ
TF125 が入った倉庫に行くと、税関で許可が降りてから、と言われて税関に行く。 横浜税関まで行くのかと思っていたが、山下埠頭に出張所があり、そこに向かう。 なんだか天気が怪しかった。 横浜税関山下埠頭出張所横浜税関山下埠頭出張所
個人で通関業務をする人は少ないらしく、丁寧に教えてもらう。1月に成田で 似たようなことを行ったので事前に書類を用意できたし、待つ時間の方が長い ぐらいだった。税関の人は、個人には優しいけど、会社には厳しいという噂。
輸入許可が降りたので、倉庫に向かうとお昼休みに入っていた。11時半からお昼 休みって早すぎ。1時間半も待つ必要があったので、食堂の場所を聞いてお昼を 食べることにした。歩いて波止場食堂という所に向かう。 波止場食堂波止場食堂
お昼ごはんを食べたけど、時間が余って暇である。朝急いで出てきたので、本を 持ってくるのを忘れた。失敗である。仕方なく埠頭内を散歩した。 ベイブリッジベイブリッジ
やっとお昼休みが終わり、蔵置料等を払って、引き取りできるようになった。 おぉ、ちゃんと届いてる。大きく潰れたという様子もなく、無事そうである。 赤道を2回も超えてご苦労さん、と声を掛けてあげたいぐらい。 倉庫でのTF125倉庫でのTF125
フォークリフトでトラックに積んでもらう。よくわからないけど、凄く感動を した。このとき、初めてまともに梱包のサイズを見たけど、積み込みさえ何とか なればサンバーにも入ったな。軽トラでも2ユニット乗りそうだし。 トラックに積込みトラックに積込み
トラックを邪魔にならない場所に移動して、倒れないようにタイベルトを張って 固定した。バックミラーが見えなくなったけど、仕方がない。 トラックに固定トラックに固定
某所まで移動して、車体を下ろす作業に入る。まず、ダンボールを取っ払った。 前輪とハンドルが外されていて、コンパクトに収まっている。車体の青は想像 よりも濃い色だった。 クレートの状態クレートの状態
前輪は左側に格納されていて、タイラップ1本で止まっていた。うまく工夫して 収めている感じ。 前輪前輪
ハンドルトップはクレートの上側のバーと繋がれており、重さの分配を行って いる。基本的に 12mm のラチェット1本でクレートが分解できるようになって いた。 ハンドルトップハンドルトップ
フロントフォーク下側の前輪が通るアクスルシャフトは、クレートの下側から 生えている部分に固定されていて、思ったよりもここでがっちりと抑えられて いる。 フロントフォーク下フロントフォーク下
ステップも広がらないように、針金を曲げて作った部品を使って跳ね上げてある。 うまくコストをかけずに小さく収めていて、感心した。 ステップステップ
新車を買うと、メーターの走行距離が 3km とか進んでいる。これは、整備の人が 動かした距離なのかと思っていたけど、この状態でも既に 1.7km 走っている。 新車の状態でも、そこそこの距離が進んでいるのがわかった。 メーターメーター
クレートを外すと安定しないので前輪を取り付けて、コンクリートブロックを いくつか使ってなんとかトラックの荷台から下ろそうと四苦八苦していたら、 近所のおじさんがラダーレールを貸してくれて、下ろすのを手伝ってくれた。 ありがとうございました。 やっぱり、100kg 以上ある車体を持ち上げるのは、無理だった。時間をかけて タンクとか後輪を外して下ろせば良いのかもしれないけど、広いようで狭い荷台で やるのは大変だと思い知った。 ラダーレールラダーレール
これでなんとか、地上に下ろせた。トラックは不要になったので、とっとと返却 した。12時間分借りたけど、6時間でもなんとか大丈夫だったな。 余談になるが、教訓。APEC 直前に開催会場の近くを大きな荷物を積んだトラックで 通るのは、ちょっと面倒なことになるので、気を付けよう。

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