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ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、
龍義は責任をとりません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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XTZ125 の判別
装備の比較をしてみる 装備面での比較をしてみる。 ![]()
ブラジル製造の XTZ125 (マウスを画像に合わせると中国製造を表示)
わかりやすいのが、中国製造のものには、キャリアとエンジンプロテクタが付いて
いる。
ブラジル製造と中国製造の比較
ただし、ブラジル製造のものでもキャリアとエンジンプロテクタがオプションで
用意されているし、仕向国によって外されている可能性もあるので、絶対という
決め手にはならない。
このブラジルでオプション扱いになっているエンジンプロテクタは、TT-R125 と
共通というのも見逃せないところ。
細かいところでは、ブラジル製造ではステップ周りやブレーキペダル、キック
ペダル等の色が黒色だったり、キャブレタの横にカバーが付いていたりする。
部品番号を抽出 ブラジル版 XTZ125 21DH、中国向け XTZ125 B761、中南米向け XTZ125 1SB4 の 部品番号を全て出してみた。色違いの部分は1つにし、オプション品は除外した。 同じ部品を何度か使っている場合は1つにまとめ、総部品数を出してみた(簡単に 言うと、sort, uniq, cut, wc などを駆使して結果を出した)。
ブラジル製造 ブラジル向け XTZ125 21DH の部品番号構成
中国製造 中国向け XTZ125 B761 の部品番号構成
中国製造 中南米向け XTZ125 1SB4 の部品番号構成
中国向け B761 では 1SB の部品が多く使われているし、機種コードからも 1SB
の XTZ125 の後に作られたことがわかる。これまでの YBR125 では、5VL の部品
構成比が中国製造かどうかの判断に大きく影響しているが、XTZ125 の場合は 1SB
も重要となってきそう。
それぞれで同じ部品をどのぐらい使っているのかの、一致率を出してみた。基本を
中国製造中国向け XTZ125 B761 にして出す。
不安な中国経済 中国経済の先行きが不明であるし、中国内の給与賃金も上がってきて、中国製造の メリットが無くなりつつある。円安の影響もあってか、ホンダは中国製造していた 自動二輪車の製造の一部を国内製造に戻すに至っている。ヤマハは YBR125 だけで なく、XTZ125 も中国製造になり各国に輸出しているが、中国経済の影響もあって これからも継続されるか不透明なところ。数年後には、タイなどの東南アジアで 製造するようになるのではと予想しながら。 1SB1 の XTZ125 2015年11月19日追記 写真をごそごそしていたら、1SB1 の XTZ125 の写真を見つけた。この写真は、 2014年9月に東ティモールで撮ったもので、仕向国は不明なもの。インドネシアか オーストラリア向けの気もするけど、車体番号から南アフリカ向けじゃないかと 予想して。
XTZ125 1SB1 揃い組み
エンジン左側のカバーは、中国での新しい金型を使ったものではなくて、古い
タイプのものだった。
XTZ125 1SB1 エンジン左から
車体番号は LBPKE179 から始まるもので、モデルコードは 1SB1 のもの。部品の
各所に 1SB と入っている。
XTZ125 1SB1 車体番号
タンクに貼り付けられているシールにも 1SB-F1568-00 と書いてあり、5か国語で
書かれている。
XTZ125 1SB1 タンクのシール
エンジンには 5VL の刻印があったので、これを見たときにこの XTZ125 は中国で
製造されたものかと不思議に思った。
XTZ125 1SB1 エンジン
このときは旅をしていたのもあって、XTZ125 が中国で製造されていると認識して
いなかったため、製造国について疑問に感じていた。中国で XTZ125 を製造を
していると知った今となっては、5VL の文字などは謎が解けた感じ。
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