豪州のファームバイクを見てきた
オーストラリアで
クリスマス企画第四弾。
オーストラリアでの写真をごそごそやっていたら、ファーム向け自動二輪車の
写真が出て来たので、ここに載せようかと。
一部の写真は某所のものと同じなので、既視感があるかもしれない。
TF125
global suzuki のページでは、2,3年前からラインナップから外れていた TF125
だけど、オーストラリアでは新車で売っているのをいくつか見つけた。まだ生産を
しているかもしれないが、在庫のみの販売の可能性もある。
写真左は DR-Z250 で、TF125 よりも15万円以上高かった。
DR200SE
スズキのファーム向け自動二輪車は DR200SE Trojan がメインのようで TF125
よりも売っている店が多かった。カラーリングは DR650SE と同じで、横に置いて
あると兄弟のように見える。
店員に聞いたらこれは登録できないモデルらしく。そのため、ウィンカーなどの
保守部品も付けられていない。また、シートの長さに余裕があるけれど1人乗りの
ようで、パッセンジャー用のステップが存在しない。
ガソリンタンクが13リットルとこのクラスとしては容量がある。フロントのマッド
ガードはかなり広めでエンジンガードに当たるぐらい。
DF200 との違いである右サイドスタンドが付いている。オフロード走行を前提と
しているのだけど、DJEBEL200 などと同じようにリアブレーキのブレーキロッドは
下側を通している。
キャリアからブレーキランプを守るように金具が出ている。ウィンカーやナンバー
固定金具などがないのですっきりして見える。
ブレーキレバーには TF125 のようなブレーキロックは無い。スイッチ周りは、
DF200 などと同じように見える。
クラッチレバーにも、クラッチロックは付いてない。ウィンカーが付いてないの
だけど、スイッチは付いていた。配線は残っているのかな。バックミラーが入る
場所にはゴムの蓋が付けられていた。
ヘッドライトの上のキャリアには、バネを使った押さえが付いている。ここは
何を挟む想定なんだろうか。
そのキャリアの下側は、ホースクランプのようなもので止められている。気に
なったので、DF200 の部品を見てみたら同じように止められていた。
もし日本で走らせるとしたら、保守部品が必要になってくる。ウィンカーの線が
無かった場合は、ハーネスから替えないといけないので大変そう。
CTX200
CTX200 Bushlander は登録できるモデルと、登録できないモデルがあるようで、
お店では2種類の値段が書かれていた。値段差は4万円ぐらいで、下の写真は登録
出来ないモデルのもの。
DR200SE と同様シートに余裕はあるけど、パッセンジャー用のステップはなく、
1人乗りの設定。右側にも左側にもサイドスタンドがある。
ファーム向けの特徴である大きなキャリア。DR200SE のようにブレーキランプを
守るように突き出てはない。
ブレーキレバーにはブレーキロックは無い。スイッチ類はセルモータスイッチと
キルスイッチが付いている。
クラッチレバーにはクラッチロックが付いている。少し操作を試してみたが、
ロックレバーが遠い。これは TF125 も同じ感じ。
メータは 120km/h まであって、使われ方を考えると 100km/h ぐらいが限界じゃ
ないかと思う。
CTX200 は燃料タンクが8.5リットルなので、DR200SE とどっちかを選ぶとすると、
DR200SE を選んでしまうな。
AG100
AG100 も売っていて、AG200 よりも良く見かけた。店員によると AG100 も AG200
も登録できないモデルとのこと。
店前のトレーラーに AG100 があったので、観察してみた。やはり、右側にもサイド
スタンドが付けられている。シートの大きさからも、完全な1人乗り。
ウィンカーやナンバー取り付け金具は付いていた。TF125 と同じようにキャリアの
下にはケースが付いていて、物が入るようになっている。
良い感じのチェーンケースが付いている。エンジンには MADE IN JAPAN の刻印が
あった。
ブレーキレバーにはブレーキロックは付いていない。セルモータが付いてない
ので、スタートスイッチもなく。
クラッチレバーにはクラッチロックが付いている。TF125 や CTX200 などとは
違った機構。
メータ周りにはニュートラルランプしかないので、オイル切れかどうか確認窓を
見ないといけない。メータ横の鍵穴にハンドルロックの位置がないし、ハンドル
下にも鍵穴がないので、ハンドルロックはできない感じ。
電装の電圧が12Vか6Vかを確認したかったので、ヘッドライトを覗いて電球を確認
しようとしたが、よく見えなかった。
キャブレタは MIKUNI の VM20 かな。エンジン番号の頭は 3HA とある。エンジン
番号とフレーム番号が連動しているとすれば、2013年型の 3HAV より前のもの
だな。
燃料タンクの容量は11リットルで、値段は TF125 よりも2万円ぐらい高い。
街角で
オーストラリアの街角で見かけた古いファーム向けっぽい自動二輪車の写真を。
30年は経っている CB125S が止めてあった。CB125S でチェーンケースが付いて
いるものがあるのを知らなかった。ちょっとファーム向けじゃないけど、気に
なったのでここに。
トラックの荷台に積まれていた CTX125 があった。こちらも30年は経ってそうな
感じだった。
ニュージーランドと違ってオーストラリアの起伏はなだらかなので、ニュージー
ランドよりもファーム向け自動二輪車は少ない感じだった。
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