ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、
龍義は責任をとりません。 |
2019年12月25日戻る |
ネパールに行ってきた ネパールのカトマンドゥにて クリスマス特別企画。 2年振りの更新な気がしてならないが。 年末恒例の弾丸ツアーで、今年はネパールのカトマンドゥに行ってきた。 去年はグアムに行ったものの、ここに書くほどの自動二輪車は走っておらず、毎年恒例ではなくなってしまった。 カトマンドゥへは12年ぶりに日本からの直行便が復活したため、関西空港からの旅路となった。 カトマンドゥの様子 街を一言で表すと、混沌である。 ベトナムほどの自動二輪車の量はないが、歩行者と車と自転車と人力タクシーと犬と時々牛が街に溢れていて、クラクションを鳴らし続けている。 交通ルールを順守する姿勢も酷く、路面状況も悪いため、排出ガスと埃でマスクが必須である。 これだったら、まだベトナムの方が走りやすそうである。 カトマンドゥの路上 走っている自動二輪車は、行ったことはないが「インド」のモデルが多く、交通ルールも含めてインドから多大な影響を受けているのだろうと窺える。 東南アジアと違うところは、ホンダの比率が少ないこと、カブタイプは走ってないこと、スクーターの比率が少ないこと、クラクションを鳴らす頻度が多いことである。 駐車車両 信号はあるものの機能しておらず、大きな交差点では警察官が誘導している。 街でも優先道路などという考えは存在せず、先に入ったものが勝ち、という考え方。 これだから、渋滞に拍車をかけているのだろうな、と思ってしまう。 交差点 ヘルメットは着用しているものの、2人乗りのときのパッセンジャーは着用していないことがほとんど。 さらに女性は横乗りすることがあるため、インドで販売されているモデルに装着されているサリーガードがネパールでも装着されている。 2人乗り カトマンドゥ中心部しか居なかったためなのか、東南アジアで見かける過積載の車両は見かけることはなかった。 台湾では短めのプロパンガスを4本積んだりしたのを見かけたが、カトマンドゥではせいぜい2本ぐらい。 ちょっとした荷物はどうしているのかと見ていると、フロントバンパーに引っ掛けてぶら下げていたりする。 フロントバンパーにぶら下げ このバンパーには突起がいくつかあって、そこに買った物をぶら下げたりできる。 このタイプのバンパーの装着率はかなり高く、跨いで乗る自動二輪車の7割ぐらいに装着されていた。 これはインドからの文化なのだろうか、ネパール特有のものなのだろうか。 フロントバンパー ナンバープレート屋があったので見てみた。 数字からして独自の文字を使うためか、手書きで描いていた。 ナンバープレートは、自動車も自動二輪車も赤いものを使用している。 それに、自動二輪車でも前部にナンバーを付ける必要があるため、色々な形のナンバープレートが必要なのでしょう。 ナンバープレート屋 修理屋は東南アジアで見かける店構えと似たようなもの。 店の前の道が作業場兼陳列場所になる。 この環境だったら、よっぽどのことが無い限り自分で整備しようと思ってくる。 修理屋 カトマンドゥの交通を見て、まず自分では走りたくないと思った。 それは、インドネシアよりも、ベトナムよりも感じた。 交通ルールを順守する姿勢や、路面状況によるもので、特に前者が酷い。 交通ルールがそんな状況なので、チケット売り場などでも列を作らず横からどんどん入ってく有様となる。 交通事情がわかれば、国民性がわかる、そんな簡易方程式が出せそうである。 車種と会社 最初に書いたが、東南アジアとは違い、ホンダである率がかなり低い。 どこのメーカーが多いかと言うと、BAJAJ が多く、続いてヤマハが多い。 インドだと HERO, ホンダ、TVS などがシェアを持っているが、何故かネパールでは BAJAJ をそれも Pulser と、ヤマハが多かった。 BAJAJ Pulser ヤマハは 150cc クラスの FZ シリーズを中心に、YZF-R15 や Gladiator など色々な車種を見かけた。 特に YBR125 系に特化したところは、明日また書こうかなというところ。 YAMAHA FZ ヤマハに続いて、ホンダ、HERO、ROYAL ENFIELD が同じぐらいで見かけた感じだった。 特に ROYAL ENFIELD は車体が大きく、排気量も 350cc などが走っていて走行音も大きいため、かなり目立っていた。 ROYAL ENFIELD Classic 350 TVS の Apache や Stryker も目にしたのと、色が目立つのもあって KTM の Duke 200 も見かけた。 それ以外の会社では、スズキは GIXXER と DR を1回見かけた程度。 カワサキは BAJAJ との関係性はあるためか、全く見かけなかった。 SUZUKI GIXXER 新聞を見ていたら、ヤマハが1面を使って広告を出していた。 テレビ番組の予告のようで、ヒマラヤ TV で午後8時から、HIMALAYA ROADIES という番組があるらしく、ヤマハはスポンサーになっているみたい。 何の番組か気になるなと思って調べてみたら、Youtube にあった。 ざっと見たけど、オーディション番組っぽい。 新聞広告 ヤマハ 同じ日の新聞の BAJAJ の広告はこんな感じ。 新聞広告 BAJAJ さらに同じ日のホンダはこの大きさ。 たまたま手に取った新聞なので偶然かもしれないが、見ただけでメーカーの力の入れようがわかる感じだった。 新聞広告 ホンダ 街で見かけた日本では見ることのない車種を。 まずは、Hertford の VR で、Hertford は台湾の会社のため、輸入車になるのかな。 Hertford VR 店で見かけた UM の RENEGADE で、125cc の Duty かな。 UM は USA の会社で、インドでも製造販売している。 このモデルはちょっと前のもので、エンジンは YBR125 のエンジンとほぼ同じ Jianshe (重慶建設)の JS125 を搭載している。 UM RENEGADE せっかくなので古い日本車、と言うことで街で見かけた ホンダの S110 を。 1970年代ぐらいのかな。 その割には悪くないコンディションで、丈夫なんだろうなと感じさせる。 ホンダ S110 今回、警察の自動二輪車は一度も見かけなかった。 だいぶ街を歩いて見かけなかったため、無いのか、あっても数がかなり少ないと思われる。 他のアジアの国と比べてスクーターの数が少なかったのは、道路事情と女性進出の両方の影響がありそうである。 街中の道路状態でさえかなり悪く、さらにカトマンドゥからちょっと離れれば、舗装路はほとんど無くなるらしいので、やはりスクーターで移動は厳しいと予想できる。 道路が整備されていくと、タイやベトナムのようにスクーターが増えそうな感じはするが、果たして交通マナーについては良くなるのか、疑問が残るところ。 |
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