BBルータ解剖
 
corega BAR HGWL

個人的な使用感

あまりバリバリに使ったわけではないのですが、設定画面は特にわかりにくい ところはなかったと思います。筐体はしっかりとした作りで、AC アダプタは小型、 落ち着いたデザインで、私の好みの方です。性能も SmartBit で 97Mbps 出る らしいので、そこそこの性能は持っていると思います。2004.12.5

本体分解

私の所有しているのは BAR set HGWL ですので、一部 BAR HGWL と構成が異なる 可能性があります。
本体は、そんなに大きくはなく、金属製の筐体でしっかりとした感じです。

正面

AC アダプタは小型で、邪魔にならない大きさです。ただし、タップを使用してる 場合には、隣のコンセントにぶつかる可能性があります。

AC アダプタ

専用の無線 LAN カードが付属してきます。 BAR set HGWL には、さらにもう1枚、 無線 LAN カードが付属してくるのですが、そのカードは PCL-11 という製品が 付属してきます。

無線 LAN カード

正面には、 LED が並んでいます。 PPPoE の LED もあるので、便利です。

正面の LED

裏面には AC アダプタの電源、 LAN / WAN, 無線 LAN カードを挿入する口があります。

裏面

BAR SW-4P HG には、この口がない以外は同じ筐体です。

PC カードスロット

早速、中を開けてみました。どこかで見た基板です。どうやら BRL-04FM と同じです。 今度時間があれば、両方を分解して比較してみることにします。その他、この 基板について、最後部に記述しました。

中を開けたところ

CPU は BRECIS の MSP2000 。MIPS 系の CPU で、180MHz 動作らしいです。

CPU

ヒートシンクが付いている石がありました。どうやら、 LAN 側の PHY らしいです。

ヒートシンク付きの石

メモリは Winbond W986432DH-7 です。4MB です。詳細は この辺のページで。

メモリ

フラッシュメモリは AMD の AM29LV160DB です。1MB のようです。詳細は この辺のページで。

FLASH

DAVICOM のDM9161E 。どうやら WAN 側の PHY らしいです。

WAN 側の PHY

念のため、基板の裏側も見てみましたが、大きなものは実装されていませんでした。

基板の裏側

その基板が収まる場所に、謎の黒いプラスチックのものがついていました。最初は、 何だかわからなかったのですが、ひっくり返してわかりました。

黒のプラスチック

壁掛け用の穴が開いていました。さっきの黒いのは、金属片などが基板にあたったり、 傷つけないようにするためのカバーのようです。>

ISDN コントローラ

無線 LAN カードが背後に装着される形となるため、場所によっては電波の到達に影響が 出ると思われます。それ以外は、凄く良い作りなので、もう少し売れても 良かったのじゃないかな、と思います。


基板について

この製品に使用されている基板、初めて見たときは BRL-FM と同じだ、と思いました。 その後、調べてみると、色々な製品が同じ基板を使用していることがわかりました。 以下、私が調べてわかったものです。これ以外にも存在しそうな感じです。

corega BAR SW-4P HG
corega BAR HGWL
NTT-ME BA8000Pro (NIC MANIA)
OMRON VIAGGIO MR104X (槻ノ木隆の NEW PRODUCTS IMPRESSION)
OMRON VIAGGIO MR104DV (槻ノ木隆の NEW PRODUCTS IMPRESSION)
PCI BRL-04FB (槻ノ木隆の NEW PRODUCTS IMPRESSION)
PCI BRL-04FM
PCI BRL-04FMX

これらの基板に書かれている型番は 4900HD10 で、同じ基板ですが、それぞれに あわせたチップを搭載して、個々の性能を出しているものと思われます。


Team Yokohama X-VACCINE & Tatsuyoshi Networks
もどる