BBルータ解剖 |
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NEC WBR75H |
電源内蔵なのに、薄型軽量、しかも無線LANカードを内蔵しても、外に飛び出さない 作りは、さすが NEC だな、と思うところです。性能面でも、酷い、という話は 聞かないので、そこそこなのでしょう。これからしばらく使おうかと思います。(2004.8.10) |
本体分解 |
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購入後、しばらくそのままにしていたのを使うことにしました。 付属品は ・本体 ・無線LANカード(本体に装着用) ・LANケーブル(長いのと短いのが各1本) ・(LAN)クロス変換コネクタ ・USBケーブル ・ユーティリティCD ・説明書 と、かなり充実しています。クロス変換コネクタが付属する製品は初めてです。 ![]() 本体は電源内臓にもかかわらず、思ったよりも軽く、厚さもコンパクトで 設置には困らないと思います。表面には、全体的に穴が開いていて、 埃がたまりそうですが、熱がこもらないと思われるので、夏の時期の 熱暴走に対しては有効でしょうか。。 ![]() 前面も至ってシンプルで、LED とスイッチがあるのみです。 ![]() 背面にはUSB, シリアル, WAN, LAN ×4, スイッチ、アース接続コネクタがあり、 使用できるかは別として、拡張性も高いです。 ![]() 付属の無線LANカードは、PCカードでこのままPCで使えるものです。 ![]() この無線LANカードは本体に装着されるのですが、本体の装着口は、蓋を開けると 出てきます。 ![]() 私がよく目にしたことのある他社の製品は、全て本体に口が開いていて、差し込むと 無線LANカードのアンテナ部分だけ本体の外に飛び出るようなものでしたので、 少し新鮮でした。無線LANカード装着口の横には、ディップスイッチが並んで います。 ![]() ネジを1本外すと、本体横が開きます。写真手前側が電源ユニットのようです。 ![]() 外した本体横は、シールドがされているのですが、必要最小限といった感じの シールドです。穴も開いているので、少々不安です。 ![]() 基板を取り出してみました。基板裏には半導体は実装されていないようで、 半導体は全て表側の実装のようです。 ![]() 電源ユニットは取り外せるようになっています。シンプルな作りの スイッチング電源のようです。 ![]() この電源ユニットの基板は、メインの基板と比べると、かなり実装密度が 低いです。手作業の半田付けができるぐらいです。 ![]() メイン基板の実装に入ります。CPU は NEC 製で、詳細は不明です。 NEC のことですから、専用の CPU かもしれません。 ![]() FLASH が東芝製 TC58FVB160 。16Mbit のようなので、2MB なのかな。メモリが 三菱製 M2V28S40ATP 。多分 16MB 。しかし、NEC 製品に東芝と三菱、なんか 昔を思うとちょっと不思議。 ![]() LAN 側の PHY コントローラは KENDIN KS8995。 ![]() WAN 側の PHY コントローラは KENDIN KS8737。 ![]() シリアルコントローラは ICL3243 。 ![]() USB コントローラが見当たらないので、 CPU 内蔵なのでしょうか。 しばらく使ってみてから、アプリケーション等のレビューを書いてみたいと思います。 |
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