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ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2004年2月27日

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LHD-EA160LU2 レビュー


衝動買い LHD-EA160LU2 を買った。九十九電機の通販で15999円と、 NAS にしては安価で、ファンレス という言葉に惹かれて思わず買ってしまった。いわゆる衝動買いである。 NAS なので、 Linux だろうなぁ、とか、 Logitec だから、 x86 系の CPU かなぁ、と 思っていたのが大きな間違いの始まりであった。とりあえず、届いたので早速レビュー。 箱
外観 3.5インチドライブの NAS としてはコンパクトで、アルミニウムのボディもしっかりして いる。非常にシンプルで、私は気に入った。 前面 背面も、LAN, USB, 電源と、シンプルそのもの。電源コネクタは少々独自の感じで、 特殊な形状のようである。 背面
HDD まだ電源を入れていないけど、早速、中を開けてみた。ケースのアルミの厚みが結構あった。 HDD には samsung の SpinPoint SV1604N を採用していて、これは旧型の製品。 回転数は 5400rpm で、UltraATA/100 の 2MB キャッシュ。回転数はちょっと遅いかな。 HDD
CPU & ユニット CPU が乗った基板、あまりにも小さすぎる。それに、 CPU らしきものが見つからない。 小さい基盤で、一番大きな LSI は写真の XiMeta のチップ。どうやらこれが、 CPU の ようである。聞いたことがないので、少々不安になってきた。 CPU
PHY PHY は Intel の LXT972ALC のようである。 PHY
調べてみると 基板には、「NET & USB Disk Ver 1.4 Made by Ximeta」とあった。どうやら、 CPU と同じ XiMeta という会社が大きく関係しているようである。 内部 この XiMeta という会社、調べてみると NAS の製品を出しているのである。XiMeta が 出している NAS 製品、この Logitec の製品と、ケースこそ違えど、コネクタの配置や、 電源コネクタの形状は全く同じ。どうやらこの製品は XiMeta の OEM もしくは、 XiMeta の 基板を使ったもので、 Logitec 独自のものではないようである。
さらに 純粋な NAS と思ったのだが、説明書を読むと、 Windows からのアクセス専用、それも 独自のドライバを入れなければ、使うことができないことが判明。XiMeta についても さらに調べたら、ASIC な専用の CPU を使っているらしい。つまり、今ドキの Linux + Samba な NAS ではないのである。ショック。
全体的な感想 中の Linux をいじくりまわそうと思っていたのだけど…。それに、 Windows からしか 使えないので、最近ほとんど Linux/*BSD してる私としては USB 接続して使うことに なりそうな気がする。衝動買いしてしまったことに、ちょっと反省。でも、製品は しっかりとした作りです。 と言うわけで、人に売ってしまいました。

by Tatsuyoshi
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