LHD-EA160LU2 レビュー
衝動買い
LHD-EA160LU2 を買った。九十九電機の通販で15999円と、 NAS にしては安価で、ファンレス
という言葉に惹かれて思わず買ってしまった。いわゆる衝動買いである。
NAS なので、 Linux だろうなぁ、とか、 Logitec だから、 x86 系の CPU かなぁ、と
思っていたのが大きな間違いの始まりであった。とりあえず、届いたので早速レビュー。
外観
3.5インチドライブの NAS としてはコンパクトで、アルミニウムのボディもしっかりして
いる。非常にシンプルで、私は気に入った。
背面も、LAN, USB, 電源と、シンプルそのもの。電源コネクタは少々独自の感じで、
特殊な形状のようである。
HDD
まだ電源を入れていないけど、早速、中を開けてみた。ケースのアルミの厚みが結構あった。
HDD には samsung の SpinPoint SV1604N を採用していて、これは旧型の製品。
回転数は 5400rpm で、UltraATA/100 の 2MB キャッシュ。回転数はちょっと遅いかな。
CPU & ユニット
CPU が乗った基板、あまりにも小さすぎる。それに、 CPU らしきものが見つからない。
小さい基盤で、一番大きな LSI は写真の XiMeta のチップ。どうやらこれが、 CPU の
ようである。聞いたことがないので、少々不安になってきた。
PHY
PHY は Intel の LXT972ALC のようである。
調べてみると
基板には、「NET & USB Disk Ver 1.4 Made by Ximeta」とあった。どうやら、
CPU と同じ XiMeta という会社が大きく関係しているようである。
この XiMeta という会社、調べてみると NAS の製品を出しているのである。XiMeta が
出している NAS 製品、この Logitec の製品と、ケースこそ違えど、コネクタの配置や、
電源コネクタの形状は全く同じ。どうやらこの製品は XiMeta の OEM もしくは、 XiMeta の
基板を使ったもので、 Logitec 独自のものではないようである。
さらに
純粋な NAS と思ったのだが、説明書を読むと、 Windows からのアクセス専用、それも
独自のドライバを入れなければ、使うことができないことが判明。XiMeta についても
さらに調べたら、ASIC な専用の CPU を使っているらしい。つまり、今ドキの
Linux + Samba な NAS ではないのである。ショック。
全体的な感想
中の Linux をいじくりまわそうと思っていたのだけど…。それに、 Windows からしか
使えないので、最近ほとんど Linux/*BSD してる私としては USB 接続して使うことに
なりそうな気がする。衝動買いしてしまったことに、ちょっと反省。でも、製品は
しっかりとした作りです。
と言うわけで、人に売ってしまいました。
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