Dovecot は Timo Sirainen さんに 書かれた、 オープンソース の Linux/UNIX-like システム向けの IMAP と POP3 サーバであり、 セキュリティを第一に考えて書かれました。 C 言語で書かれおり、よくある隠れた危険のほとんどを避けるための いくつかのコーディング技術を使っています。
Dovecot は速く、安全で、柔軟性があり、 既存の IMAP システムのほとんどと互換性をもつ豊富な機能を持っています。 設定ファイルの中にとてもよいドキュメントを含んだ、 読みやすくオプションを設定しやすい豊富な設定を 持っています。 これは、簡単に WU-IMAP や Courier からの 移行の道が考えられています。 Dovecot は MBOX と MAILDIR 形式 の両方をサポートしており、 既にあるシステムとの互換性をもつために、どちらかに変更できます。
Dovecot 多種多様な 仮想ユーザの設定をサポートしているので、 様々な方法を使用している複数のドメインをサポートすることができます。 Dovecot は、 Exim や Sendmail や Postfix や QMail や 他の MTA と互換性を持っています。 Squirrelmail のような webmail のインターフェイスでも動作します。
Dovecot はメモリをあまり消費しません。 消費のほとんどは index とメールボックスファイルを mmap() するためで、 それは、 OS のメモリが少なくても、スワップに保存することなく、 そのメモリページを単純に落とすことができます。 接続は別々のプロセスで行われ、1つのプロセスは 100kB ほどの スワップ可能なメモリを使用します。 SORT や THREAD のような拡張機能では、動作のためにさらなるメモリを 要求します。
Dovecot は安全側に故障します。 Dovecot はクラッシュと他の問題を避けるた め、全てのデータを使う前に正しいかチェックします。 バグと思われるどんな種類のクラッシュも、修正されます - たとえそれが、index ファイルをわざと突っついただけで起こるとしても。 Dovecot は単に動作するプログラムです。
Dovecot は複数の ネームスペースと同様に、同時に 複数の認証データベースを サポートします。 複数の認証は、最新の仮想のメールシステムと同時に、古い UNIX 形式の メールボックスをサポートしているということを意味しています。
Dovecot は現在も開発されており、急速なペースで進化しています。 幸せになったユーザからの証拠も読んでください。
Dovecot は以下のオペレーティングシステムで動作します:
Dovecot は以下のプロトコルをサポートしています:
Dovecot の認証機構は以下のものを含みます:
Dovecot は以下のようなユーザとパスワード情報を格納する多くの方法をサポートしています:
Dovecot は以下のような豊富に設定できる変数を使って、データを好きな場所に保存することができます:
%u - ユーザ名 %n - user@domain のユーザ部分、ドメインが無い場合は %u と同じになります %d - user@domain のドメイン部分、もしなければ空になります %h - ホームディレクトリ |
デフォルトのメール環境の例は以下のような感じです:
default_mail_env = maildir:/var/mail/%1u/%u/Maildir default_mail_env = mbox:~/mail/:INBOX=/var/mail/%u default_mail_env = mbox:/var/mail/%d/%n/:INDEX=/var/indexes/%d/%n default_mail_env = mbox:/vhome/%d/home/%n:INBOX=/vhome/%d/home/%n/INBOX:INDEX=/imap-cache/%d-%n |
MBOX と MAILDIR の両方の形式をサポートしています。