Dovecot は "マスターパスワード" を直接サポートしていません。 しかし、それぞれのユーザにマスターパスワードをリストさせた 代わりのパスワードデータベースを提供することで、 この問題を回避することができます。
例えば、 SQL では:
password_query = SELECT user, 'master-password' AS password FROM users WHERE userid = '%u' |
もし SQL データベースにユーザがいなければ、これをごまかすことが できます:
password_query = SELECT '%u' AS user, 'master-password' AS password |
しかし、上記の設定では、実際に存在しないどんなユーザ名であっても、 マスターパスワードを使用してログインすることを許している点に 注意してください。
dovecot.conf においては、こんな感じにしてください:
auth default { .. passdb pam { } passdb sql { args = /etc/dovecot-sql-master.conf } .. } |
SASL プロトコルは、ユーザ名とパスワードを使っている間、 別の誰かとしてログインすることをサポートしています。 Dovecot はまだこれをサポートしていません。