お手軽設定
多分、 PAM 認証を使っているでしょう。 /etc/pam.d/dovecot の中を確認します。 以下は動作させる例です:
auth required pam_unix.so account required pam_unix.so |
もし、 PAM を使わないのでしたら、 passdb と userdb の設定を 確認してください。
Dovecot に、自動的にメールの場所を発見させることができますが、 もしそれがうまく動作しないならば、手作業で default_mail_env の設定に 場所を指定することができます。 さらに詳しい情報は MailLocation を参照してください。
mbox をアクセスする全てのソフトウェアが、同じロック機構を同じ順番で 使っていることを確認してください。 この順番は、デッドロックを防ぐために重要です。 Dovecot 側では mbox_read_locks と mbox_write_locks 設定を使うことで それを変更することができます。 詳しい情報は、MboxLocking を参照してください。
もし INBOX に /var/mail ディレクトリを使うつもりでしたら、 Dovecot がそこに dotlocks を作成できるようにするため、 mail_extra_groups = mail の設定をする必要があります。
imap_client_workarounds と pop3_client_workarounds をチェックして、 デフォルトの設定以上に有効にするものがあるか確認してください。
Dovecot の POP3 サーバを使用するつもりならば、 設定ファイルの protocols の行に pop3(と、SSL を使うなら pop3s) を 追加する必要があります。
また、 pop3_uidl_format の設定も指定する必要があります。 もし、他の POP3 サーバから移行するのでしたら、 移行のページを参照してください。 Migration.html">別の POP/IMAP サーバから Dovecot への移行 移行でないならば、それを Dovecot のデフォルトに指定してください:
pop3_uidl_format = %08Xu%08Xv |
もし SSL を使うつもりならば、 ssl_cert_file と ssl_key_file の設定を 指定してください。 使うつもりがなければ、 ssl_disable = yes に設定してください。 SSL 証明書を作成する最も手軽な方法は、 Dovecot に付属する doc/mkcert.sh スクリプトを使用することです。
Dovecot はデフォルトで、ユーザが暗号化されていないパスワードを サーバに送信することを許していません。 通常 SSL が有効になっているならば、これを許さないことは 良い考えです。 しかし、もし何らか理由で SSL を使いたくないならば、 disable_plaintext_auth = no の設定にするでしょう。
imaps と pop3s を使用するには、 protocols の設定でそれが 書かれていることを確認してください。
もし、NFS や複数のコンピュータ間で共有する他のリモートファイルシステムを 使用するのでしたら、 mmapdisable = yes の設定と lock_method を fcntl か dotlock に変更する 必要があります。 この設定は index ファイルを扱うためだけに使われるものです。
NFS に index ファイルを保存することは、まだ完璧に動作しませんが、 メールボックスに複数のクライアントから同時に負荷の大きいアクセスがない限り、 十分に動作するでしょう。 いずれにしても、代わりにローカルディスクに index ファイルを保存したい かもしれません。 これは default_mail_env に INDEX=path を追加することによって行います。 以下は例です:
default_mail_env = mbox:~/mail:INBOX=/var/mail/%u:INDEX=/var/indexes/%u |
もし index をローカルに保存しているならば、 mmap_disable = no の設定にしておくことができます (この方が良い良いパフォーマンスが得られます)。
RunningDovecot と Logging を参照してください。