ファイルシステム Quota

Dovecot は現在、ファイルシステム quota があまりうまく動きません。 しかし、いくつかのことができます：

• index ファイルの場所を、 quota 制限のないパーティションに設定して ください。 Dovecot は現在、index ファイルを更新したときの、 out-of-quota エラーの状況を 扱うことができません。
• mbox 形式では、設定ファイルに mbox_lazy_writes=yes がある限り、 うまく動作するでしょう。 たとえもし、ユーザがメールボックスを閉じたときに、メールの削除ができなかった 場合でも、Dovecot は "internal error" を返します。
• Maildir 形式でも dovecot-uidlist ファイルを更新する必要があるので、 out-of-quota エラーを扱うことができません。その場所は default_mail_env での "CONTROL" パラメータを使うことで設定することができます。

なので、以下のような感じになります：

# mbox:
default_mail_env = mbox:%h/mail:INBOX=/var/mail/%u:INDEX=/var/no-quotas/index/%u

# maildir:
default_mail_env = maildir:%h/Maildir:INDEX=/var/no-quotas/index/%u:CONTROL=/var/no-quotas/control/%u

ソフトウェア quota

Dovecot 1.0 では、 quota プラグインを使うことにより quota をサポート しています。 それは現在、 Dovecot LDAで 議論されていて、 mbox のみ向けの、とても単純な quota の計算のみを サポートしています。 Maildir++ での quota サポートは将来実現されるでしょう。