ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2008年12月11日

戻る

Gladiatorを観察する

インドの Gladiator
今日は(今日も)、YBR125SP の話とは関係なく、インド製 Gladiator を観察して みることにする。その前に、ざっくりと説明を。 インドの YBR125 と言うべき存在に Gladiator がある。エンジンは YBR125 と 同じ、ちょっと前まではスポークホイール装備の STD, DX や JA 等が発売されて いたが、現在は Gladiator SS, Gladiator RS, Gladiator Graffiti の3種類。 SS と RS は比較してみたが、カラーリング以外に違いが見られなかった。なので、 実質2種類となる。
写真
というわけで、いつものように写真を。 Gladiator SSGladiator SS
Gladiator RSGladiator RS
Gladiator GraffitiGladiator Graffiti

興味深いもの
この Gladiator には YBR125 に存在しない面白いものがついている。上の写真 だけでわかった人は、かなり鋭い人である。 まず1つは、チェーンカバー。カブなんかについている、チェーンが汚れない ようにするためのものである。Gladiator Graffiti にはこのチェーンカバーが 付いているのである。左からの良い写真がなかったので、上記の写真を拡大した ものだが、チェーンカバーが付いているのが確認できる。 チェーンカバーGladiator Graffiti
そして、Gladiator SS/RS には、可倒式ステップが付いている。YBR125 は昔の 実用車のように、ステップバーがフレーム下部に付けられているため、可倒式の ステップではない。 可倒式ステップGladiator RS
ステップの取り付けが気になったので、調べてみた。 http://www.2wheelsindia.com/2008/02/test-ridereview-of-2008-yamaha.html このページを見る限り、フレーム下部からバーが延びているので、YBR125 にも 付けられる可能性があると思う。
その他
Gladiator は5本スポークなので、ブレーキディスクも5本のネジで止まって いる新しいタイプだと思っていたのだが、ネジは6本止めしているので、他の YBR125 の5本スポークのホイールと共通ではないようである。さらに、ブレーキ キャリパーは2ポッドのものを採用している。 リアのウィンカーはビルトインになっているので、すっきりとした外観に見える。 リアもフロントも、ウィンカーはクリアタイプのレンズを使用している。この 辺り、インドでの流行なのだろうか。 メータ周りは、燃料メータが中央上側に配置されており、ウィンカーのランプの 場所も異なっているようである。そして、面白いのが、前の型の Gladiator は、 タコメータの位置に燃料メータが付いているのである。 http://www.bsmotoring.com/bsm/wcms/en/home/bikes/rides/Yamaha-Gladiator-060828.html 写真を見ると、とても不思議である。 スイングアームは角材を使っており、ほとんどの YBR125 は丸パイプを使って いるように見えるので、ここも独自の仕様のようである。 私が見た限りキャブレタ版の YBR125 は、キャブレタにあるチョークレバーを 直接操作するのだが、この Gladiator には、ハンドルにチョークレバーが付いて いるようである。これは、カウルが大きいためなのかもしれない。 フレームはネジ穴等を見るかぎり、YBR125 と共通のように見えるのだが、リアの パッセンジャーシートの下にあるフック掛けが見当たらない。これは、YBR125SP YBR125 Custom にも付いていないものである。このフック掛けの変わりに、車体 左側にキャリアが付けられている写真が、いくつも見られた。ノーマルでこの キャリアが付いてくるのか不明だが、何に使うものなのだろうか。Graffiti の 写真にも、このキャリアが確認できる。 謎のキャリア謎のキャリア付き
英語版 wikipedia の Gladiator にも、このキャリアがついた写真が掲載されて いて、チェーンカバーも確認できる。 2009年1月3日追記 キャリアではなく、サリーガードであった。インドでは、女性と2人乗りする ときの必需品のようで。詳しくは「YBR110って」で。

mctn
since 2004