ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2009年1月3日

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YBR110って何?

YBR110
今日は(今日も)、YBR125SP と関係なく、YBR110 について。 結論を言うと、ヤマハインドの Libero のことなんだけど。 それにしても、バイクの名前って形式とか型式とか愛称とか、混沌としている。 なんとかする方法はないものだろうか。
ヤマハペルー
ヤマハペルーには、LIBERO YBR110 という機種が存在していた。過去形で書いて いたのは、既にカタログ落ちして、web ページには存在しないのである。 ヤマハペルー http://www.yamaha-motor.com.pe/ しかし、何故か netmediaperu という所に古い html が置いてあり、LIBERO を 見ることができる。 netmediaperu - Yamaha Peru http://www.netmediaperu.com/yamaha/ いつのページか不明だが、Libero YBR110 がある。この Libero の写真を見ると、 G5 のペイントもされている。見た限りでは、インド製 Libero でしょう。 Libero YBR110Libero YBR110 ここまでは、「G5 を観察する」を書いていたとき見つけたものだった。 しかし、既に公式ページでは消されていたのと、車体に YBR の文字がなかった ので、YBR110 と断言して良いのかの確信が持てなかった。 さらに、ヤマハコロンビア(Incolmotos Yamaha) にあった YD110(5C91) のパーツ カタログの車体には Libero と書かれていた。そのため、Libero = YBR110 と 明言できなかった。
社長賞
何気なく、重慶ヤマハの web ページを見ていたら、社長賞の記事を見つけた。 重慶ヤマハ News http://www.jym.com.cn/Simplified/NewsView.asp?ID=163&SortID=21 日本ヤマハの社長から社長賞が送られた、といった記事である。そこに書かれて いる文字に気が付いた。 YBR 125/110 SERIES と書かれている。写真に写っているのは、インド製 LIBERO、ブラジル製 YBR125、 中国製天剣、の3車体である。つまり、消去法じゃなくても、排気量からして LIBERO が YBR 110 ということなのである。2004年7月(web には 20004年と書いて あるけど)時点では、ぎりぎり FAZER は販売してなかっただろうし。 日本ヤマハの会社として、LIBERO のことを YBR110 と表現しているようなので、 YBR110 と呼んでも大丈夫そうである。
ということで
ということで、インド製 LIBERO は YBR ファミリーである、と言い切れることが できた。これで、タンクやシート等が共通(?)な理由がわかった。 LIBERO, CRUX と YBR110, YD110 の関係なのだけど、とりあえずは、 LIBERO = YBR110 CRUX = YD110 ということにして、また何か新しいことがわかれば、補足したいと思う。
謎のキャリアの正体
Gladiator 何気なく、Libero(5TS) のパーツカタログのフレームを見てみると、車体左側 キャリアの部品。 5TS-F1298-10-00 PROT.,FOORREST LH-(Saree-Guard) というのが見つかった。以前、Gladiator を観察したときに気になっていたもので ある。ここでやっと判明した。これは、インドの民族衣装サリーを巻き込まない ようにするためのものだったのである。つまり、女性を後に乗せるときの必需品、 ということである。それも、後席の女性は跨ぐ形で乗るのではなく、横を向いて 座るのが前提。お国柄、と言えるもので、全く考えも付かなかった。 試しに、わかっている部品番号を頼りに、日本ヤマハの純正部品情報で検索して みた。 5TS-F1298-10 プロテクター 価格未定 なし 5KA-F1298-00 プロテクター 価格未定 あり 5KA-F1298-10 プロテクター 価格未定 なし 4LS-F1298-00 プロテクター 販売終了 なし 5US-F1298-00 プロテクター 価格未定 あり 5DG-F1298-00 プロテクター 価格未定 なし 予想に反して、入手できるのもある。日本での注文があるかどうかは少し疑問 だが、サイドバッグを付けたときの巻き込み防止に使えるので、工夫次第では 便利アイテムになるかもしれない。

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