ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2008年12月16日

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YBA125の系統

YBA125とは
今日は(今日も)、YBR125SP の話とは関係なく、YBA125 の話。 YBA125 とは、インド、メキシコ等で発売されている YBR125 と同じエンジンを 搭載したアメリカンのモデルである。 YBA125 EnticerYBA125 Enticer
メキシコ
メキシコでは、2001年モデルから確認できる。これは、ブラジルでの YBR125 の 発売が2000年ということを考えると、YBR125 発売の頃には既に企画されていた のではないかと思われる。 YBA125 VisionYBA125 Vision 最初の YBA125 は Vision という愛称がつけられており、後に Enticer となった。 Vision という名前はその後 YBR125 で使われており、あまり知られていないが、 YBR125SP には Vision と付けられている。 YBR125SP のタンクYBR125SP のタンク YBA125 Vision は5本スポークのキャストホイールにチューブタイヤ、前輪は ディスクブレーキの装備となっていた。エンジンは5速ミッションでセルモータと、 キックスタータ両方の装備。 YBA125 Vision から YBA125 Enticer に変わったタイミングで、スポークホイールに 変更され、エンジンは4速ミッションのものになった。
2015年11月15日追加
YBA125 Vision については中国製とわかった。詳しくは、別のページに。

インド
インドでは 2002年に発売になったようで、こちらは最初から Enticer という 名前である。ただし、発売前(?)には Royal Star という名前で発表していた時期が あったようである。確認はとれていないが、インドでシェアがかなりあって有名な Royal Enfield から苦情が来た、という話である。 装備は、スポークホイールに前後ドラムブレーキ、エンジンは4速マニュアル、 キックスタータのみという構成であった。セルモータとディスクブレーキを装備 する DLX というのも出ていたようである。 YBA125 EnticerYBA125 Enticer DLX 2005年頃には生産終了となっており、現在はラインナップから外されている。 DLX 版ではない Enticer のレビューと燃費が書かれているページがあった。 http://www.indiabike.com/infobank/yamaha_enticer.htm べた褒めしている感はある。それと、半ズボン(?)で、靴下をはかずにバイクに 乗る姿が、インドを感じさせる。
Enticer
YBA125 Enticer は、インドで発売され、その後メキシコの Vision が Enticer に 吸収された形となったようである。そのため、メキシコ版 YBA125 も4速ミッション となり、スポークホイールの装備となった。 この YBA125 Enticer は一時期(今も?)日本に輸入している業者がいたようで、 名古屋の (有)J.レーシングプロジェクト というところのページにはまだ 掲載されている。 2005 Enticer125 (INDIA仕様) http://www.jracing.co.jp/saleinp/yamaha/05enticer.html かなりお手軽な値段である。
合わせて
YBA125 の写真を見ると、だいぶ YBR125 との違いがある。 最初に気が付くのは、メインキーの位置。メインキーはフレーム横、ガソリン タンクの前に付けられている。チョークレバーは、キャブレタ横で操作するの ではなく、左のハンドルスイッチに付けられており、手元で操作できるように なっている。チェンジペダルは、広いフットレストのため前方に延長されており、 そのために細かい高さの調整ができるロッドを装備している。さらにエンジンの オイル窓が埋められずに存在していて、横からオイル量を確かめることもできる ようである。

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