Gladiator を見てきた
インドに降り立つ
飛行機に乗ること8時間ちょっと、ヨーロッパに行くのとそんなに時間が変わら
ないのだな、と思いながらインドのデリー、インディラ・ガンディー国際空港に
降り立つ。初めて足を踏み入れたインドは、日本よりも暖かく、空気の臭いが
何ににも例え難いけど、インドであった。
という妄想だけして、ヤマハ本社近くにあるコミュニケーションプラザに行って
来た。ここに Gladiator があるという情報を頂いたためだ。何度も思うのだけど
静岡県って凄く横に長いんだよね。隣の県なんだけど、遥か彼方な感じ。
コミュニケーションプラザ
ヤマハの本社は静岡県磐田市、スズキはその隣の静岡県浜松市、ホンダの創業は
同じく浜松市と、この辺りは二輪車関連の企業が固まっている。
中の様子
入ってすぐに、中のパンフレットが置いてある。これが11ヶ国語分用意されて
いて、海外の人が多く来るのだろうな、と予想ができる。
パンフレット
そして、入り口近くに、あの 2000GT が置いてある。未だ日本車の中で特異な
地位を保っている車である。
2000GT
入り口近くの展示車両はしっかり固定されていて、触れたり跨いだりしても良い。
さらに館内は撮影自由。
FJR1300 Police
YBR125 と関係ある機種
跨ぐことができるスペースに TT-R125 を見つけた。これだけのバイクに囲まれて
いると、かなり小さく感じる。
TT-R125
そして、海外生産バイクの紹介の場所に。まず、YBR250 があった。思ったよりも
良い造りをしていた。個人的には、特徴的な何かが欲しかった気がする。
YBR250
その隣に YBR125G があった。キャブ仕様、5本スポークの2007年モデルのようで
ある。ナックルガードは付いていなかった。
YBR125G
そして、説明書きには YBR125EGS とある。これまでのルールに則ると YBR125EGD
になるけど、何故か YBR125EGS になっている。
YBR125G の説明
2台おいて、XTZ125E があった。センタースタンドがないので、別途スタンドを
使っている。車体番号は見えなかったけど、カラーリングからして、2007/2008年の
5RMA か 5RMC のどちらかだと思う。そう、見てわかるけど、セルモータが付いて
ないのである。なので、これは XTZ125K が正解だと思う。
XTZ125K
説明書きには、セル、キック併用式と書いてある。ヤマハさん、しっかりして
下さい。
XTZ125K の説明
その隣に、目的の Gladiator を見つけた。これは Gladiator SS で、アンダー
カウルや、可倒ステップが付いている。黒色塗装エンジンとか、タンク形状は、
写真で見るよりも良い感じだった。
Gladiator SS
説明には YBR125SS と書いてある。正式名称なのだろうか、初めて聞いた。
Gladiator SS の説明
さらに隣に、Gladiator があった。スポークホイールのもの。現在、インドの
ラインナップにないので、2008年以前のものと思われる。
Gladiator
説明には Gladiator YBR125 とある。やはり、インドの YBR125 という位置付けの
ようである。
Gladiator の説明
エンジン
TT-R125 のフレーム番号は CE07Y で始まるものであった。調べてみたら、多分
日本製造のもののようである。つまり、私は同じエンジンの、
日本製 (TT-R125)
中国製 (YBR125G)
ブラジル製 (XTZ125K)
インド製 (Gladiator)
を見たことになる。非常に貴重であるし、同じ場所に揃うのは地球上で稀なの
かもしれない(南米あたりでありそうな気もするけど)。
館内その他
コミュニケーションプラザ2階には資料室があり、過去の報道資料、40年以上
前からのバイク雑誌、バイクに関する書籍が閲覧可能である。時間があれば、
1日中時間を潰せそうである。
同じく2階で企画展も行われており、私が行ったときはタイ・ヤマハ・モーターの
紹介であった。現地生産スクーター2台と、トゥクトゥクが展示してあった。
スペースの関係だろうけど、もう少し現地のバイクがあれば、見応えがあったと
思う。
さらに、歴史的なバイクも展示されており、定番の赤トンボや、RZ250 等、色々
置いてあった。個人的には、綺麗な YD-1 に感動したりしていた。事前に申し
込めば、会議室を貸してくれたりするので、ツーリングに寄ったりするのに、
良い場所だと思う。
長くなったので
長くなったので、続きは web で。
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