OpenBSD 3.4 のインストール(フロッピーのないマシンで)
基本的には10月28日の作業と同じ。
boot cd の作成をして、OpenBSD 3.4 をインストールした。そのときの
顛末のお話(無保証です)。
1、CD-ROM の作成
前回作ったときと同じなので、ほとんど省略します。
前回もそうなのですが、ダウンロードには wget を使ってダウンロードしました。
wget -r -l 1 ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/3.4/i386/
とダウンロードした。この中で、
index.txt
CKSUM
MD5
は不要なので、削除した。本当はフロッピーのイメージを消しても良いのだが、
何かのために残しておいた。
2、インストール
作成した CD-ROM を入れて、マシンの起動。
起動 CD-ROM を作成して、 CD より起動させたが、デバイスチェックの
途中で止まってしまう。止まる場所は rootdev のチェック後。
何をチェックしていて止まっているのか、調べるために、 3.3 を
インストールしたときのデジカメ画像を見返す。どうやら USB HUB の
チェックをしているようであって、 3.3 のインストール時には
rootdev のチェックの後は uhub である。それに、 3.3 のインストールの
ときも同じ場所でエラーが起きていたようである。なので、
boot -c
で起動し
list
でデバイスをチェックして、 uhub* あたりの 159, 160 番のデバイスを
disable 159
disable 160
として、起動してみた。次に進んだ、と思ったが、 panic を起こして
しまった。仕方が無いので、 usb 関係のものを全て使用不可にしてみた。
boot -c
で起動して
disable 71
disable 72
disable 158
disable 159
disable 160
disable 161
disable 162
disable 163
これで、起動させてみたら、今度はインストール画面に進むことができた。
どうやら原因は 72 の ohci デバイスのようで、
disable 72
とだけ指定しても大丈夫であった。
最初からこんな感じか、と先が思いやられたりして。
3.3 のインストールの時と同じようにインストールを進める。特に問題はなし。
再起動させて、 NT Loader で起動させると、
Bad magic
と出て止まってしまう。HDD の先頭から 8G 以内に / 領域を納めたのに、
駄目なようである(あとで気がついたのだが、dd で OpenBSD の先頭領域を吸い出すのを
忘れていたので、このメッセージが出たと思われる)。そこでしばし考える。ふと、
Windows 領域は必要ないのではないか
という答えになった。これまで、メインで使っていたので、消すことに少々
ためらいがあったのと、 Tu のボリュームコントロールが、スピーカとイヤホンで
別々にできて PC to PC の IP 電話で便利だったので残しておいたのだが、
省電力化のためにフロントの USB & マイク & イヤホンユニットを取っ払って
しまったので、これらのメリットが全くなくなってしまった。そう考えると、
やることは簡単。 HDD を全て OpenBSD 領域にしてしまえ、ということで、
最初からやり直してインストールをした。
3、起動させる
HDD を全て OpenBSD 領域にすることで、無事にインストール完了。起動することもできた。
しかし、毎回起動時に ohci のデバイスのところで固まるので、
boot -c
で起動させて
disable 72
としなければならない。かなり面倒なので、 bios で USB の機能を全て使わないようにした。
USB 機能を使用不可にしたので、USB には給電されなくなると思ったのだが、給電は
されているようである。A4-Tech の充電器は問題なく動いている。
bios の設定を変えたことで、起動時もすんなりと起動するようになった。
まだ、10分ほどしか使っていないのだけど、まず /etc/passwd ファイルを
直接編集しても更新されないのに驚いたのと、同じように /etc/shadow ファイルが
なくて、 db 形式になっているのに驚いた。`とりあえず gcc は入っているので、
まずは tcsh のコンパイルあたりからはじめようと思う。
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