VDSL モデムをバラす
GiGALINK SU-600J
お役御免となった VDSL モデム GiGALINK SU-600J をバラしてみた。このモデムは
U-SEN の 16M の VDSL で使用していたもの。もちろん、レンタル品ではない。
外観
背面にはスイッチと RJ45 コネクタ、 RJ11 コネクタがある。特徴的なのが、電源
コネクタ。Din の 4 穴のような形をしている。
裏面のステッカーには +5V と -5V とある。つまり、 -5V が必要だったので、電源
コネクタが特殊になっていたようである。
さっそくバラす
裏面のネジを4本とって、中を開けてみた。思ったよりも中に埃が入っていて、結構
汚い状態だった。なんとなく、ルータの作りにも似ている。
基板の印刷には REV1.5 とあり、 2002年4月9日製というのがわかる。
謎の石。GiGALINK 製で GLB100HB とある。
下が ARM の CPU で SAMSUNG 製の S3C3410 。ARM7 で 50MHz ぐらいの動作らしい。
上がメモリで Hynix 製 HY57V641620 で 8MB の容量のようである。
フラッシュはお馴染みの SST の MPF 、 39VF040 がソケットに搭載されている。
容量は 4MB 。
PHY コントローラは LSI 製の L80225 。
それと、もう1つ、正体不明の石が乗っていた。放熱板がついていて、はがそうと
やってみたが、粘着力が強く、あきらめた。
基板の裏には、大きなものは実装されていない。
感想
VDSL モデムをレンタルせずに買い取ったのだけど、これは2年使わないと元が
取れない。しかし、1年ほどで 100M に移行されてしまい、元が取れるまもなく、
お役御免になった。なんだか納得できないけど、ま、速度が速くなったから良しと
しよう。
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