ハードディスクをばらして強力磁石を取り出す
強力磁石
いわゆる、[マグチューン]をしたかったので、強力磁石が欲しくなった。そこで、
中古の安いハードディスクを購入した。これから磁石を取り出すことにした。
強力磁石を使うと、水もおいしくなるらしいので、時間があったらそれを試そうと
思ったので、今回は、このハードディスクを4台購入した。
用意したハードディスク
今回用意したハードディスクは Quantum Fireball 1280AT である。もう少し
最近の製品の方が、強力な磁石が入っていると思われるのだが、最近の製品は
価格が高いし、壊れたものもなかったので仕方なくこのディスクを選んだ。
早速分解してみることにした。
分解
まずは、基板部分についているネジを外して、基板を取り外すことにした。
実は、磁石を取り出すのにこの作業は不要であった。最初なので、とりあえず、
外した。結構すっきりした。
次は密封されている部分を外すため、蓋のネジを外した。しかし、コレだけでは
外れない。「剥がすと保証がなくなるよシール」を剥がしてみた。
こちらは、かなり小さい特殊ネジ。家に工具あったかなぁ…。
もう片方も特殊ネジみたいだけど、外側のナットを外すだけで良いみたい。なので、
ラジオペンチで用が済んだ。
工具箱を探して、最初の特殊ネジを外すものが見つかった。トルクスの T-7 の
だった。持ってて良かった、特殊工具、だなぁ。
早速中を開けてみた。鏡のようなディスクが見える。意外とあっさりとした作り
なので、少し驚いた。
綺麗なディスクである。この真ん中(写真では既に取った状態)は T-8 、周りの3つは
T-6 の工具を使って外した。後からわかったのだけど、磁石を得るのにこの作業は
必要ない。
ヘッドに繋がっている部分のネジを2つ外したのだけど、取れる感じがしない。
もう1つのネジは、手持ちの工具じゃ太すぎて回らないし、と考えていて、仕方なく
力技を使うか、と思って、マイナスドライバを突っ込んだら、ポロッと取れた。
どうやら、これが強力磁石で、ネジを外してもくっついていただけのようであった。
で、磁石が2つ入っているものとばかり思っていたら、1つしか入っていなかった。
ちょっと計算違い。最近の製品はほとんどが2つ入っているらしいので、やはり、
もう少し新しいのを買った方が良かったと、少し後悔。
さらにもう1台のハードディスクも分解して、磁石を取り出した。この2つの磁石が
どのぐらい強力なのか、2つをくっつけて、引っぺがしたら、ポロッと土台の
部分から磁石が外れてしまった。恐るべし、強力磁石どうしの力。
なんだ、取れるのかと、もう片方もペンチでずらしてみたら、取れた。取れたのは
良いのだけど、メッキから取れてしまった。あらら。
メッキの下は、結構ざらざらした感じ。このままだと、ざらざら小さな粒が、
ハードディスクのなかで浮遊してハードディスクをダメにしてしまうので、メッキが
かかっているのだと思う。結構厚さがあるメッキだった。
強力磁石、と聞いていたのだけど、期待が大きかったせいか2つをくっつけて実験
したのだけど、「それほどまでも…」と言った感想。しかし、強力なのは確か。
とあるページで、お札が磁気インクを使っているから、強力磁石にくっつく、と
書いてあったので、試してみた。旧札はほとんど反応なし。新札は反応したけど、
くの字に曲げて、角の方を下にして、磁石で釣ってなんとか動く程度。少し、
がっかり。とりあえず、この磁石はマグチューンに使うことにした。結果が楽しみ。
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