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ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2008年10月21日

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バッグの積載
GSM17703 を装着して7000km程走ってみた。 バッグの積載については特に問題がなく、 窮屈な思いでバイクを走らすことはなかった。
ただ、バッグだけでは荷物が収まらず、 前にも書いたように、テントと寝袋とマットは外に出すことになった。 テントは重いため、キャリアに直に固定。 寝袋とマットは、このバッグの上にネットを使って固定した。
さらに、収まらない荷物は、サイドバッグに収納。 片方のサイドバッグは食料品、もう片方には、 工具とメンテナンス用具とカッパを入れた。

装着前から

ダートを走る機会が結構あるため、今回はバッグ付属の固定ベルトと併用して、 ゴムロープを掛けている。 このゴムロープはパワーロープだかそんな名前で売られていたもので、 かなりの太さがある。 これで、バッグ付属の固定ベルトが壊れても、荷物が落ちる心配がなくなる。 さらに、このフックはフレームに掛けているので、 万が一キャリアが外れても留まるようにしている。
このゴムロープのおかげかどうか知らないが、 結構な距離の未舗装路を何度か走ったが、問題なく旅を続けることができた。

ゴムロープ


雨の日
今回、1ヶ月ほどツーリングに行ったが、レインカバーをする機会は1度しかなかった。 レインカバーをすると、富山の薬売り、のような感じになってしまう(見たことないけど)。 そのときの写真。

レインカバー

レインカバーの大きさは、ぴったり、というか、結構きついぐらい。 おかげで走行中もバタバタせず、気持ちよく走ることができた。
もともと上のリュックが容量可変のため、 上に対する大きさはかなり余裕があり、 リュックを伸ばさずに上に寝袋とマットを積んだ状態でもなんとかレインカバーに収まった。
このカバーの耐水というか、耐雨性能は、あまり良くないのでは、と思う。 激しい雨に当たることはなかったのだけど、バッグの底あたりから水が結構染みていた。 レインカバーの形状と、固定ベルトの場所から、 底から水が浸水するのは仕方がないのだけど、 激しい雨の場合はちょっと心配である。
それ以外の欠点としては、荷物にレインカバーをつけてしまうと、 荷物の取り出しを行うのは非常に面倒になる。 さらにかなりの圧迫感を感じてしまう。

荷物の積み下ろし
ゴムのロープの装着をせず、上に荷物を積まなければ、 バッグのバイクへの脱着はかなり楽である。
ただ、やはりバイクから下ろした後、キャリアとして使えない場所では、 両手を使って持ち運びしなければならず、非常に面倒である。 特に、階段の幅があまりなく、急であったりすると、 腰への負担が大きい。
このバッグの売りであるキャリアについては、 思ったよりも強度がないように感じた。 荷物が重すぎるせいなのかもしれないけど、 キャリアとバッグの底との角度がだんだん開いてきている感じになったためである。 せっかくのキャリアなので、もう少ししっかり作って欲しかった。

感想
このバッグは、キャンプ泊する人にはお勧めできない。理由は。

・キャンプ場では舗装された道がないので、キャリアが全く使えない
・テント、寝袋、マットを積載する前提で作られていない
・気室やポケットが全くないので、バッグの中の整理が大変

のため。
特に、1つ目のこのバッグの特徴であるキャリアが使えないと、 このバッグにする意味がないのである。 このキャリアは、ライダーハウスやユースホステルに泊まっても、使う機会が少ない。 2階建てや3階建ての建物ではエレベーターがなく、 結局手で持ち上げないとならないからである。 前提としては、高いホテル、エレベーターがあって、 車椅子の人用にスロープの設備がある場所でなければ、 キャリアを100%発揮できない。
2つ目の積載については、私のように工夫すれば積めなくもない。 逆に考えると、テント、寝袋、マットを積まなければ、 バイクへの装着が非常に楽になる。
3つ目の理由の気室やポケットがないと何が不便かと言うと、 衣類から鍋から食べ物まで、1つ入れ物に入っていることになり、 暗い中では、目的のものを見つけるのが大変なのである。 これは、使う人の性格が出る問題かもしれないけど。

これを踏まえると、以下のような人にお勧め、ということになる。

・テント、寝袋、マットは持っていかない
・ちゃんとしたホテルなんかに宿泊
・荷物を整理整頓できる几帳面な人

よく考えたら、私はどれにも当てはまらないので、 この商品を買ったのは失敗と言うことになる。


by Tatsuyoshi
since 2003