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ここに書かれていることは無保証です。同じことを行って問題が発生しても、 龍義は責任をとりません。

2009年5月23日

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目的
バイクにサイドボックスを付けたいと考えている。 今乗っているスズキ ST250 にはそんなオプションないし、 ワンオフで作ってもらうほどお金の余裕もない。 で、パイプを加工して、作成できるかのテストを行ってみることにした。
買ってきたのはステンレスの外径 16mm のパイプ。 19mm とどっちにしようか、かなり悩んだけど、とりあえず実験なので、安い 16mm にした。 長さは 910mm 。 耐荷重 13kg との表記があったが、これはどのように計測されるものなのか不明。


とりあえず
道具の用意。 金床(アンビル)なんか持ってないので、平らそうなレンガを用意。 それと、100円ショップの金槌。 メインのガスバーナーは、カセットコンロのガスを使用するもので、 新富士バーナーの ST-405 というものだったと思う。
あとは、軍手とか。


つぶし
最初の加工は、潰してみること。 バーナーで炙って、しばらくしたら、金槌で叩いて潰す、という作業を数回行った。

裏側

金槌で叩いたので、表面は汚いし、熱による変色もしている。 もう少し熱する時間を長くして、叩く回数を減らした方が良いようである。
叩いた部分の幅は結構あり、M10 ぐらいでも使えそうである。

ヘルメット傷

裏側は叩かれてないので、熱変色はしているが綺麗な状態。 角をグラインダーで削れば、それなりのものに見えるかもしれない。


砂詰め
曲げ加工の前に、パイプの中に砂を詰める。 これは、曲げたときにパイプが潰れないようにするため。
片側の口はさっき潰して塞いだので、開いている方の口から中に砂を入れる。 砂は、家に余っていた珪砂を使った。 詰め終わったら、開いた口に蓋をしなければならない。 汎用パイプなので、専用の蓋も売っているけど、中から力が加わるし、プラスチック製なので熱変形する可能性もある。 ということで、数年前に切って、放置していた桜の枝を加工して利用。

蓋

叩き込んで入れて、簡単には取れないぐらいにした。


曲げ
砂を詰めたので、曲げてみた。 曲げる部分の外周をバーナーで炙って、頃合をはかってレンガの角に押し付けた。 少し力を入れて、30度ほど曲げてみた。 曲がったのは曲がったのだけど。

曲げ加工

砂を入れたのにへこんでしまった。 多分、これはレンガの角で曲げてしまったからだと思う。 丸いものに押し付ければ、へこみはなく、綺麗に曲がったのかもしれない。
今度曲げるときは、レンガに曲線を作ってやってみよう。


結論
曲げの加工に関しては、治具が必要のようである。 とりあえず、レンガの角を削ったものを作ってみる予定だが、 必要な角度に合わせて複数必要になってくるので面倒そうである。
全体の加工に関しては、数をこなせばなんとかなる気がしている。 ただし、今後必要になってくるであろう溶接については、どうしたものか考えものである。

by Tatsuyoshi
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